2010年12月14日火曜日

【やっとスタート1軒目】65年の歴史とともに歩む

いよいよ訪問がスタートしました。
少し出だしがのんびりしましたが、これから行けるだけの商店をまわっていこうと思います。




記念すべき1軒目の訪問先は【白馬堂】です。


ふらっと立ち寄ると、電気ストーブの前で椅子をおいて、
ほがらかな笑顔でご主人のミズノさんが迎えてくださいました。

白馬堂は弘明寺商店街の真ん中あたりに、化粧品・洋品・カバン店として3軒だしています。
ちょうど戦争の終わった65年前の昭和20年からここでお店をかまえているそうです。



白馬堂の前からパシャリ



●「どんな想いでこのお店を経営していますか」
一言でいうと「お客さんの役に立つ」お店であるように。
置いてあるものは決して売れるものではなくて、例えば1年にい1回売れるようなものも置いてある。わざわざ遠くから買いにきてくれる人もいるんだ。
大型スーパーでは売っていないけど、ここには売ってると買い求めてくる人がいるから、
採算が合わないけど売っている。
商売じゃなくてボランティアだね。


と、笑いながらお話してくださいました。
確かに売っているものは、年配の方向けの普通の化粧品店では置いていないものが多くあります。
それでも、65年の間でもうけた分、今は恩返しで、お互いさま。
とおっしゃっていたのが印象的です。



●「商店街のよいところは?」
ここに来る人は買い物目的だけじゃなくて、話に来るだけの人もいる。
だからこうやって椅子が置いてあるんだよ。
ただものを買うだけでは5分もしないで終わってしまうけど、
30分とか1時間話していく人もいる。

毎日人をみていると、あれ最近この人みなくなったけど、大丈夫かなって思うんだ。
地域を見守っている感じだな。

例えば化粧ひとつにしても、化粧をしている年配の方はほんと元気だよ。
だからいつも化粧をしていた人がしなくなると心配になるね。


と、化粧品店らしい長寿の秘訣も教えてくださいました。



戦後からずっとあるお店は今ではもう少ないそう。
65年の歴史と一緒にここを見守っている。
そんなおおらかな雰囲気が店内からも、ミズノさんからも感じるお店でした。

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